埴生の宿

粘土のような仮住まいでも、どんな家でも、自分にとっては幸せでかけがえのない場所です。
歌い始めは滑らかに、途中の急に高音になる所は優しい感じに。
春の花の周りを飛ぶ鳥、秋に虫の声を聞きながらお月見する様子を思い浮かべて、穏やかな気持ちで歌うことを心掛けました。

高尾美奈子